セカンドオピニオン対応
☑「成功率」90%以上
☑「2~3回」の来院で終了
かわの歯科では、先端技術を利用した「根管治療(根っこの治療・神経の治療)」を実施しております。
虫歯が進行すると、歯の神経(歯髄)まで達します。
こうなってしまうと虫歯菌が感染した神経を取り除き、根管(神経が入っている管)を綺麗に清掃してからかぶせ物をする治療を行います。
一見簡単な処置のように思えますが、「根管を綺麗に清掃する作業」は非常に困難を極めます。なぜなら、根管は非常に複雑に入り組んでおり、しっかりと清掃を行わなければ、「痛み」「腫れ」などの原因となり、「根尖病巣」という病気にもなるためです。下の画像ですが、「黒い部分」が神経の入っている管であり、この部分をしっかりと綺麗に清掃する必要があります。
従来までは、「肉眼」でこの治療をしていました。
少し考えればわかると思いますが、「肉眼」ではこの細かい部分をすべて確認しながらしっかり作業することは不可能です。つまり、従来法の根管治療とは「勘」や「経験」に頼った治療で、時には再治療そして「抜歯」の選択を迫られることも多々ありました。
しかし、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を利用することで、今まで見えなかったものが見えるようになり、しっかり目で確認しながらの治療が可能になります。
当院で実施している根管治療の特徴をご紹介いたします。
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)とは、その名の通り、治療部位を拡大する機器です。
根管治療においては、どれだけしっかりと問題部位を確認できるかが成功の成否を分けますので、成功率を上げるためには欠かすことができない機材になります。
下の画像が「肉眼」で見た状態と、「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」で見た状態の視野になります。
どちらの方が精度の高い治療ができるかは一目瞭然ですね。
当院でマイクロスコープを導入することにより、「抜歯」という最悪のシナリオを避けられる可能性が飛躍的に高まりました。
他院で抜歯と言われてしまった歯でも抜歯せずに対処した症例も多数あります。
黒い影が出ている部分が問題の個所で(根尖病巣)、治療後はこの影がなくなっているのが見て取れると思います。
保険適用。根尖病巣を治療した症例。リスクとして、稀ではありますが再発することがあります。
当院には通常の2次元レントゲンよりも、精度高く撮影できるCTを導入しています。これまで見えなかったものが見えるようになるため、治療精度や安全性、確実性が格段に向上します。
下の画像をご覧ください。
同じ部位を2次元と3次元で撮影したものです。赤丸のマークを付けたところが問題の起きている部分となりますが、2次元レントゲンではそれが確認できません。
確認できないということは「問題が起きていない」と判断されてしまいますので、そのまま放置され、気づいた時にはもう時すでに遅しということがあります。CT撮影を利用することで、このようなリスクを回避できます。
根管治療では、虫歯に侵された神経を除去するために「ファイル」と呼ばれる器具を使用します。
このファイルは大きく分けて二種類あり、ひとつが「ステンレスファイル」、もうひとつが「ニッケルチタンファイル(NiTiファイル)」というものです。
多くの歯科医院ではステンレスファイルのみを使用していますが、当院では十分な柔軟性を持ち、より神経を除去できるニッケルチタンファイルも同時に導入しています。
これにより、患者さんの歯を残すための精密根管治療が可能となるのです。
根管治療では、上記でご紹介したファイルと呼ばれる、ステンレス製のヤスリのような器具で、根管内の汚れを削っていきます。
ヤスリでものを削ると細かな削りカスが出るのと同様に、根管治療でもファイルで歯質を削る際にカスが出ます。このカスにはたくさんの菌が存在していますので除去しなければならないのですが、手用の器具では除去できません。
この問題を解決するのが「EDTA」、「次亜塩素酸ナトリウム」という薬剤です。 専門的な話になりますので詳細は割愛させていただきますが、簡単にご説明をしますと、これらの薬剤は、ファイルで生じた削りカスを溶かし、消毒することで根管内をクリーンな状態にし、病気の再発を防ぐものです。
当院では、これらの薬剤を用いて根管治療を行っております。
神経の管の中にある細菌を綺麗に取り除いた後は、根管の先に薬を充填していきます。このとき、薬を充填する方法には、大きく分けて2つの方法があります。「側方加圧方式」と「垂直加圧方式」です。
側方加圧方式ですと「個体」の状態で薬を詰めていきますので、どうしても根管内に「隙間」が生じやすくなり、その部分から再感染の可能性が高まります。
垂直加圧方式ですと「半固体」の状態で薬を詰め、また、垂直に薬を詰めていきますので、「隙間」が生じにくく、再感染リスクを低くすることができますので、当院では「垂直加圧方式」を採用しています。
難治性の根管に対しては、殺菌作用および強い接着性、歯の組織を再生させる効果があるMTAセメントを使用しています。
通常の根管治療を行っても症状が改善しない場合は、「抜歯」の選択が一般的です。 しかし当院では「歯根端切除術」や「再植術」を実施することで、可能な限り歯を残す治療が可能となっています。
- 歯根端切除術
- 神経を取った後の治療(根管治療)がうまくいかなかった場合、根っこの先っぽの方に「膿の袋」ができる場合があります。膿の袋があまりに大きい場合には抜歯になりますが、そうでない場合は、外科的に根尖(根の先っぽ)を切断すると同時に膿の袋を摘出する処置を行います。これを歯根端切除術と言います。
また、この治療は外科処置を伴いますので、治療後の傷が気になる方もいらっしゃると思いますが目立つ傷はつきませんのでご安心ください。
- 再植術
- 再植術とは、問題のある歯を一旦「抜歯」し、口腔外でしっかり処置をし、再度口の中に戻す術式です。お口の中での治療では治療する際様々な制限がありますが、一旦抜歯すればそのような制限がなくなり、360°自由な視点で問題個所の処置が可能になります。
先ほどご説明したマイクロスコープには「写真/動画撮影機能」も付いていますので、問題部位を撮影し、患者さんに現状をお伝えするセカンドオピニオンも行っています。
多くの方が、原因が分からないまま、何年も根管治療されています。
正直な話、「肉眼」での治療を続けている限り、根本的な原因が分かりませんので、その苦しみから解放される可能性は低く、最終的には抜歯の可能性が高まります。
可能な限り早い段階で、マイクロスコープ写真分析により根本的な原因を把握し、対策をすること。これが大切です。
お気軽にお問い合わせください。
根管治療は歯科治療の基礎となるものです。
この治療がうまくいくかどうかで、歯の寿命が大きく変動します。
しかし、保険制度の問題や各歯科医師の治療に対する意識の低さにより、この基礎治療をしっかりと行っている医院さんは少なく感じられます。
私は、たとえどのような問題があろうとも、「1本1本の歯を守る」という意思で治療に臨んでいます。しかし、ケースによっては、どのような強く、粘り強い意志で診療に臨んだとしても、「抜歯」せざる得ないこともあります。
最終的には現状をご説明し、治療を続けるか、抜歯をするのかの選択は患者さんにご選択頂きますが、私としては、「抜歯」は最後の手段と考えています。
どうして1本の歯にそこまでこだわるのか・・・・・。
それは1本の歯の大切さを誰よりも深く強く理解しているためです。
根管治療が必要な方、他院でなかなか治療が終了しない方、治療したが痛みが取れない方、一度当院にご相談ください。
貴方の歯を守るためのご提案をいたします。
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